シンガポール生活その8:いろいろ違うよシンガポール -仕事編-

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※あくまで自分の周囲の人間ってバイアスもあることを予め書いておきます。

日頃『これは日本と違うなー』と感じた事、今回は仕事編。前にも書いたけど、そのアップデートに近い形で。

【キャリアの考え方】
だいたい2-3年位毎に転職を繰り返してキャリアアップをしていく感じ。
自分が今の会社に入社した時同期となったシンガポール人Salesとマレーシア人Assistantは
『前職4年半もいたの!?結構長いね〜!ここの会社は何年位いるつもり?』そんな会話を飄々としてるもんだから、
生粋の日本人な自分にはちょっとカルチャーショック(笑)特に20代の出会った子らは2-3社経験してる子が多く、
転職を機に新しい職種にチャレンジしたり、もう1ステップ上の大企業チャレンジしたり、同じ環境にずっといるケースの方が少ないかも。
でも少しハードだったり、嫌なことがあると直ぐに次に行こうとするのは、ちょっとへなちょこかなーとも思う。
(逆にこれが日本人でいうとこの忍耐なの?そんな事があってもグッと堪えて不平不満を口にせずたんたんと仕事をする感じ。)

【雇用形態の違い】
基本的に契約によって企業と合意した条件(ミッション)に対し報酬として給与を支払う形。
とある方ははじめの試用期間の3ヶ月でコミットメントを達成できないならクビだった人もいた。
幸いなのか何なのか、自分の環境ではそこまでではないです。日本のようにパフォーマンスが中々出せない人が集まる組織
(追い出し部屋?)とかはまだ聞いたことないです。寧ろそんな人いたらクビに出来ちゃうから!?んーわからない。
Salesになるとコミッション型の所が多く、毎月・3ヶ月等々ごとの成績評価で支払われる感じ。
コミッション以外にも月収は毎年のフィードバックで月収に対して数%アップさせていく形。この年収ではなく月収で評価するのも違う所。

【日系企業と外資企業】
みんな口を揃えて言うのが『Terrible…』(笑)日系企業は本当に人気が無い。
シンガポールの大卒就職人気ランキングでも全てランク外になる位。で、以下がみんなの印象とよく聞かれる質問。
⑴会社のルールが厳しいというか謎
→決まった時間に出勤して朝礼があり、決まった時間にランチをして、、、って効率いいの?
⑵ハードワークが評価される文化
→効率無視でハードワークしないと評価されないの?
⑶英語が酷すぎて受け入れられない
→日本から来る人みんな英語が酷くて全然会話成り立たないって聞いたけど?
⑷ローカルと日本人でまっ二つに組織が分かれていて受け入れられない
→日本人は日本人同士でしかコミュニケーションとってないけど、、、どうして?
⑸何であんなにヘコヘコしなきゃいけないかよく分からない
→年上全員に対して敬うの?何で年齢で人を評価するの?組織のポジションで評価しないの?
・・・んまあ、いろいろあるけど、一部の日本好きor日本語を実務で学びたいASEANの子達には人気があります。

【これからの日本人】
シンガポールに限って言うと、シンガポールにいる日本人が働く場所ってのは少なくなってきていると思う。
何故なら日系企業であろうとどこだろうと、日本人というより日本語スピーカーを評価しつつあるから。
日本人でぼちぼち英語ができて経験があって、、、よりシンガポール人で日本語も英語もマンダリンもできて経験もあって、
ビザの事は考えなくて良くて日本人より給料抑えられて、、、と考えるとあまり日本人としての価値は相対的に低くなってしまう。
と考えると、自分の次の居場所は本当に限られてしまい、これ相当踏ん張らないとここでは生きていけないなあと感じる。
おそらくこの事象って近未来には日本に浸透、賢いトリリンガルな外国人が主要ポジションに入って組織を回す日がもう来るんだろうなあー。

現在の状況をどう感じてどうすべきかは自分次第だけど、シンガポールにいる外国人として本当にサバイバルだなーと感じています。
さ、ラーメン食って本読んで寝よーっと!

げーしー
  • 2013年から始まった人生ログ。
    自分の振り返りを目的として色々とメモしています。

Singapore

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