23歳の自分と29歳の自分。そして時々30歳の自分。
長い(笑)
23歳の時、丁度大学院生活もあと半年って時に、内定者のみんなと出会い『入社してからどう生きるか』みたいな事を家や飲み屋、旅行中にも色々語り合ってた。基本的にネクラな学生だったので、あまり社会に出てからなんて考えた事全くなかったけど、周りのベンチャーでがっつしインターンしてた内定者組と話している内に勝手に刺激を受けてあれよあれよと考え始めてた。
就活本では『20代、30代、40代、、、それぞれの自分をイメージせよ』なーんて事が書いてあって、『できるかい!著者はできてたんかい!』と突っ込みたくなった記憶がある。それでも20代くらいはちょっと線引いてみようという事で、入社から30歳までの6年間を①社会人としての基礎(1年)、②次のステップに向けての指針探し(2年)、③次のステップへレッツらGO(3年)の6年として右へ左へ色んな事を試しながら、何かよくわかんないけど今はシンガポールで働いている事となる。ただ指針探しの際に出てきたキーワード、『グローバル』、『ICTでの問題解決』、『自分の商売を(今まさに立ち上げ中っ!)』、、、などなど一通りは経験できたので、進んできた道は間違ってはなかったかなーと思う。
そんな中でこの6年間で『あーこれは衝撃(悲惨)だった&いい経験だった』って事は沢山あるけれど、3つ挙げるとするならば、①後継者育成塾で『あ、このペースの成長じゃ絶対ダメだ』と悟るきっかけになった事とか、②オランダの企業に興味湧きすぎて飛び込んで、結局一緒に仕事ができて世界で働く事に興味が湧くきっかけになったものの、アムステルダムで打合せした時に担当者が『あいつ英語終わってる』感丸出しだったのがショックだった事、③東北の大震災で一度きりの人生なんだし自分らしく生きよう&自分で生きる力をつけよう、って改めて考えるきっかけになった事とか。
と振り返ってみると自分に大きな影響を与えている事ってみんな挫折や失敗なんだなーと感じた。いやもうそりゃ凹みまくりだったなーと(笑)何かの達成って嬉しいには嬉しいけれど、瞬間的なもの。でも挫折や失敗は常日頃からあるもので、悔しかったり改善したかったりと、当然ながら勝利や達成が限りなくゼロに近いのに対して、苦しみは限りなく100%に近い100%。社会人になってはじめの頃って『仕事楽しい!』なーんて言ってたけど、今思うとそれはちょっとおかしいと感じる。そもそも『楽しい』って『楽する』と同じ漢字なので何か腹落ちしないし、極論仕事って苦しいものばかりなんじゃないかと思う。今の自分はもう瞬間的な嬉しさを掴むために苦しい世界にずーーーっといるようなそんな感じがする。
それで次の10年の仕事はどうしよう?と。
①ビジネスの上流をみる(事業計画・事業投資)
②長として組織をつくる
③興味ある商売を色々とつくってみる
④MBAでビジネスを体系的に学ぶ
と書いてみたけども、同時並行でできるものがあったり、会社に属することで実現までに時間がかかるものがあったり、直ぐにでも出来る事があったり、、、等々。でもこれ5年でできないかなーというのが正直な感想。自分の思いだけで進む訳ではないのは重々理解しているけども。35歳に差し掛かる時にまた必要だと感じたり、時に出来なかった事に改めて次の5年で投資したり、その時に40歳までの線を描く時にはまた沢山の課題が出そうなので、むやみに10年計画にしなくてもいいかなーと。6年計画ですら結構ブレた訳なので(笑)
29歳の自分は初めての海外生活で慣れない英語と商習慣に苦しみながらもミッションはしっかり達成できてるけれど、苦しさばかりでミッションが達成できてもあまり嬉しさがこみ上げない。たぶん嬉しさ感じている余裕が無いから。30歳の自分はもう少し余裕を感じるくらいの心を持ちたいっす。心配性な自分にとってはかなり難しそうな問いだけど(笑)まあでも粛々と進めねば。