シンガポール生活その11:プロジェクトを通して学んだTips

多国籍のプロジェクトメンバーで働く機会があったりするのですが、プロジェクトを通して学ぶ事が多かったので、Tipsとしてまとめたいと思います。どうやったらスムーズにプロジェクトが進むだろうかと色々と試行錯誤する中でなんとなーく理解できはじめたので。
因みにですが、ASEANの各国で働く経験も勿論大事だけど、多国籍メンバーを経験できるのはASEAN域内ではシンガポールぐらいなんじゃないかと思います。フィリピンとかタイとかシンガポール外になると基本的には組織は自国の人中心に構成するので(業種・業界によってはワーカー(作業員・サービス員)が他国からってのはあるだろうけど)、なかなかないのではと。
なので、もし次のステップでシンガポールの企業で働くとしても、日系企業の本社でグローバルプロジェクトに参加するとしても、次に活きる経験になる事は間違いないので、学べる事はとことん学んじゃおうっていうスタンスでいます。今日はちょっと長いです。

【前提】
・自分の経験の限り。
・プロジェクトベースでの話。

【1)役割を明確にする】
基本的に契約社会なので契約書に記載された自身のジョブスコープ(どの役割でどの仕事に貢献する事で給与を対価としてもらうか)に則って働くので、当然そのジョブスコープに基づいてプロジェクトメンバーがアサインされるんだけども、各メンバーが決まった時点でしっかりと役割を明確にする事を心がけています。
例えば、
・Sales:見積集約、金額調整、スケジュール調整、オーダー・開通手配、機器納期集約
・Pre-Sales:要件定義、見積作成、要件配布
・Consultant:メーカーとの技術要件詳細確定
・Post-Sales1:プロジェクトマネジメント、打合せ議事録、各国進捗チェース、各国イシュー集約
・Post-Sales2:1のサポート
これは例えばで且つざっくりとした役割だけど、結構細かい所までしっかり決めておくと、『この仕事はどこに渡そう?』と言った時にどこへボールを渡すべきか、『この打合せ参加者は誰にしよう?』と言った時に誰に声をかけるのか、意思決定がスムーズになるので。
本当にみんな自分の役割しかやらない事が殆どで(笑)日本人の様に『おっ気が利くねー』とか『あ・うんの呼吸』なんてのは期待したら痛い目に合うので(正確には痛い目に合ったので)、ここをしっかりと決めないとスムーズに進まないと感じています。

【2)直接のコミュニケーションを活発にする】
みんな忙しいので進捗をメールで報告し合ったり、ちょっとショートメールで議論したり、電話で急ぎを確認したり、、、したりするのも分かるんだけど、やっぱりFace to Faceで15秒でもいいので状況を話し合ったりする必要があると感じています。
自分の立場からすると英語でのやり取りなので漏れがないかを確認する意味でもあるし、ある意味『メールで書いたじゃん』って事もあって一見無駄にも見えるんだけども、メールとかショートメールとか全て無駄が削ぎ取られた英語のコミュニケーション(まじで短文っ!)
例えば、
・Hi all, This attachment is the issue list for our next meeting. Thanks.
・Hi XXX, would you arrange the meeting with XXX at 10AM on this Thursday, please?
・Hi XXX, I add your email on this email loop. Would you follow this question, please?
だと、背景・目的とかやっぱり理解しておかなければならない事も理解できないまま進めてしまう事になるので、朝はじまったら少し会話するとか、すれ違った時にちょっと確認するとか、理解できない所はしっかりと明確にしちゃおうってのが目的です。あとは国を跨いでしまっている時は、まずは電話会議で明確化するように心がけています。

【3)上司をうまく活用する】
とは言え、色々と課題は出てくるわけで(笑)そしてお互いの意見が拮抗する事があったりして。例えば、
・自分は提案Aが顧客にとって良いと思う。なぜなら、、、。でもなぜ提案Bにしたいの?(方向性の決定)
・タスクBはPost-Salesの仕事なんだから、それは役割通りやって欲しい。(お互いの役割の隙間にあったタスク)
・ミーティングCの時は自分はAnnual Leave(有休)でいないので、やるならミーティングは別日にして欲しい。(役割上絶対参加必要なのにオフ・・・)
そういう時は上司に伝えて、会社としてどういう意思決定にすべきかアドバイスを求めるって事を心がけています。
この例だとあくまで社内の話でそこまで複雑ではないんだけど、ここに関係各社が絡んでくるともっとややこしくなり、自分の脳みそがオーバーヒートするので、議論してて3分かけても答えが出て来ない時は110番してます。

【4)自分の気持ちを伝える】
それでもうまくいかない時も出てくるわけで(笑)例えば、
・提案Aなんて納得できない。なぜなら、、、。
・タスクBをなぜ自分がやらなければならない?なぜなら、、、。
・ミーティングCはそもそもなぜそんなに必要なんだ?オフ明けXX日までなぜ待てない?
色々と人間なので納得できない事もあるんですが、2)に紐づくんだけど相手の目を見てしっかりと自分の気持ちを伝える事がシンプルだけど必要だなーと感じています。
やっぱり人間なので『君の力が必要でここが大事なポイントだから、是非協力して欲しい』とか、やっぱり言われると心も黙ってはいないわけで。『はいはい、分かったよ。でも今回限りだよ。』となったり。やっぱり最後は心と心かと。

Tipsを書いてて思うのが、1)と2)の途中までは日本とはちょっと違うけれど、他については仕事の進め方としてきっと何かのビジネス本に書いているようなTipsの一部を書いているような気がして、特に日本対シンガポールにもならないような気がしました。世界中やるべき事はいっしょだなと。でも当たり前のようで中々できないものだなーと。

もっともっとこの経験のできるバッターボックスをつくって、安定してスイングできる様になりたいです。

げーしー
  • 2013年から始まった人生ログ。
    自分の振り返りを目的として色々とメモしています。

Singapore

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