シンガポール生活その20:外資の企業を受けてみての続き

写真はたまに食べに行く宅麺の家系ラーメン。シンガポールの中ではかなり上位のラーメンです。

てなわけで前回に続き、外資を受けるとどんなことが起こるかつらつら書いていこうかと思います。

【面接ってどんな感じ?】
正直いろんなタイプがあるだろうし、よく分からないです(笑)でも参考までにこんな面接あったよって事で3パターン書いていきます。

1)15分くらいのマッハ面接
オランダのフィンテック企業にて面接した時の話。
めちゃくちゃ忙しいみたいで、「よーし始めようかー」と始まったらCVざっと眺めてマシンガンの如く質問攻め。
なのでこちらも早くしなきゃーと思い、一問一答でどんどん答えていく感じ。相手はアメリカ人だったけど英語くっそ早くて聞き取るのにやっとでした。

2)キャリアを一緒に考える面接
アメリカ系のオープンソース・クラウド企業にて面接した時の話。
どんなキャリアを歩んできたか・いきたいか、会社の中でどんな目標をセットしてきたか・したいか、などなどどんな考えを持って今まで歩んできてここにたどり着いたか根掘り葉掘り。。。
あとは会社のビジョンについてじっくり話を伺ったり、こんなメンバーがいてこんな事が学べるとか、こういうキャリアパスもつくれるとか。
結構じっくりな面接で自分としては整理にもなったし良い経験でした。

3)例えばな面接
アメリカ系のセキュリティ企業にて面接した時の話。
自分がProperty Guru(Suumoみたいな物件サイト)のエージェントだったら?のもしもシリーズ。
面接の相手が顧客になって、いろんな意地悪な質問をもらいながら問題解決をしていく面接。いやー意地悪だった(笑)
でも相手も意地悪にすぐになれるくらい機転のきいた質問がバンバンきたので、すげえなあと関心しちゃいました。

共通してる事は何かと言うと、CVをベースにまず結果をしっかり残している事が大前提だったと思います。
なのでCVに書ける結果を今の所属している会社でしっかりと出す事が大前提。
これがないと結局何で転職したいんだ?何ができるんだ?ってところが満足しないので、きっと書類かスクリーニングで落ちるんじゃないかなと思います。で、これらの面接は次の話だったのかなと。

あとあんまり英語については書いてないけど、まず英語が話せないと受かりません(笑)そりゃそうだ。
でも自分の英語も所詮シンガポール1年半程度で学んだ英語だし、ネイティブに比べたら全然ダメだけど、
それでも言いたい事は伝えれるようにはなったので、あとASEANの人たちの英語も適当なので(笑)、あまり気にならなかったです。
でも面接で口頭だけでは伝えづらい事についてはKeynoteでプレゼン資料を作り、「ちょっとこれ見て」と見せながらアピールしてました。面接でPCを使ってはいけないなんてルールはないので。

【給与交渉】
オファーが来る手前で給与交渉が入ります。今の給与はどんくらいか?それでどれくらいならOKかみたいなちょっとドロドロした話。
でもマーケットでは8%〜15%くらいが転職での昇給の目安だそうです。
シンガポールの企業だとAWSといって税金を納めるための1月分くらい毎年出るんだけど、欧米系だとAWSの概念はないので、考慮されないとか、
あとはOTEといって全体の給与と基本給対ボーナスの比率が1つのパラメータとしてあること、例えばOTE年100000ドルの比率は7:3みたいな、とか、
正直はじめて直面することだらけだけど、これって日本と海外の会社の生産性の違いの要因かなと思った。
基本的に残業代という概念がないので、いくら夜働いても、5時半に帰っても、基本給は一緒。なのでパフォーマンスは労働時間内で出す。
出ない人は翌年の査定で基本給が下がる。あとは結果出した分だけインセンティブをもらう。なるほどな、と。
あと複数オファーをもらった場合は、”他社ではこんなパッケージだったのになー”とか煽って給与を釣り上げるのが一般的。

【リファレンス】
その人間が本当に大丈夫なのか、チェックを行うために今の会社の同僚や過去の同僚など、志願者が信用している人に対して面接官から連絡をするというルール。
無い場合もあったけど、その場合は面接の途中プロセスに東京オフィスの日本語が話せる人とか、何かしらで信用度をチェックするみたいです。
そういえばMBA受ける時もリファレンスあるけど、どうしようかなーと考えちゃいました。

【オファー】
正式なオファー書面と一緒に給与パッケージが届き、そこにサインをしたらまずはオファーを受諾した事になります。
ドッサリ書類が届き想定よりかなり細かい規定があるので、さすがだなーと。
オファーにサインをしても次の会社でビザが取れないと雇えないので、まだ今の会社にはインフォームできないです。

【次期ビザ取得】
次の会社から書類を貰い、改めて外国人への労働許可を取るために申請を行います。
ただシンガポールの場合は、2週間政府のデータベースにまずはその求人を載せる必要があるので(シンガポール人の雇用を奨励するため)、その期間が完了した後に初めて次の会社も政府(Ministry of Manpower)に提出できます。
なので、ここを次の会社が忘れていると、ビザの申請もその分だけ遅れるのでここは要注意です。
早いと3営業日くらいで承認がおりるので、それまで気長に待つ感じ。
https://eponline.mom.gov.sg/epol/PEPOLUAMT012DisplayAction.do
ただ自分のIDとパスポート番号を入れてステータスチェックできるので、これは便利だなーと思います。

こんな感じで進むみたいです。外資受けるってよりシンガポールだとどんな事が起きるかみたいな細かい話になっちゃいました。

げーしー
  • 2013年から始まった人生ログ。
    自分の振り返りを目的として色々とメモしています。

Singapore

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