東京出張にて巡り巡って将来について考える の続き
東京出張からシンガポールに戻ってきてからは2週間稼働できなかった事もあったけど、意外とAPAC側の仕事で特に降ってくるものもなく、出張で出てきたオペレーションの問題解決に帆走する事となった。
特に日本のマーケティング、APACのマーケティング、日本のセールス、日本のビジネス開発、、、よく分からない調整が必要な事もあったりして正直”まじ日本の商習慣クッソめんどくせー”と思った事もあったけど、こうやって1つの新しい部署が立ち上がって、オペレーションが組み立てられて、稼働し始めるのを経験できているのは将来に役立ちそうな気がする。
チームの立ち上げが魅力でジョインしたのも1つあるけど、この実感と経験はこれからも活きてきそう。
出張で日本からのオペレーションチームの方々と食事したり、今更ながら新人研修に参加してAPACの新人たちと話して、いろんな今後のヒントを貰ったので備忘録がてら。
【入社した時点からその次の会社に必要な履歴書をつくる準備をする】
オペレーションのダイレクターから教えて貰った事なんだけど、ちゃんと意識しなきゃなと思って改めて考えされられた。
1つの部署で働いた場合、履歴書に書ける内容は3年以上同じ部署にいると、ロールが変わらない限りもうそれ以上かっちょよくはならないってお話。なので最大3年として同じ会社の中の違うポジションやロールにするか、違う会社の違うポジションやロールに移った方が良いとの事。
この辺は日本の転職活動だと”転職する回数が多いと就職に不利”とかよく分からない事言われるけど、それはきっと日本くらいでシンガポールにいると2年〜3年サイクルでどんどん給与もポジションも上げていくのが普通なので、このモチベーションで働くとこっちのスタンダードに合わせながら、スケジュールも目標も毎度ジョインしても明確になりながら成長できるので有意義になりそう。
【適所適材の世界と適材適所の日本】
人を採用する時の考え方の違いを別のダイレクターから教えて貰ったんだけど、日本は職務要件があるものの人を採用してからその人に合わせたロールに微調整カスタマイズしていくスタンスなんだけど、世界は職務要件がきっちり決まっていて会社の決まった歯車の中で必要な歯車のサイズで必要なスピードで回すという感じ。
逆にオーバースペックな人がその歯車の中にいちゃうとそこまでサイズもスピードも求めていないので、その人はクビにしちゃって丁度いい歯車な人間に入ってもらう、というスタンス。
なので昇給は個人の財布的にはハッピーだけど、会社から見ると歯車が大きくなったり、速くなったりする意味になるので、ある意味そんなスペック必要なければリスクにもなり兼ねない。なので良いキャリアの進み方は違うサイズの歯車や違う場所にある歯車になるために、マネージャーやダイレクターになってポジションを上げる事に尽きると言っていた、、、なるほど理解しました。。。
【不安定な環境との戦い】
これは多分外資特有の感覚なのかもしれないけど、昔に比べて”明日どうなるかわからない”、”来月どうなるかわからない”、”四半期後どうなるかわからない”、みたいな前進しているとしても常にどうなるかわからない不安との戦い、特に自分との戦いの感覚が強い気がする。
実際UKの通信キャリアのアジア本社で働く先輩も、最近今いるチームが解散する話があったらしく、”次どうしようかなー”みたいな事を言っていた。
本当にステップバイステップだけど、毎日生き延びて3年後に喜んで振り返られるように仕事しなさいとだけアドバイスを貰った。
ある意味人間らしく、狩りでメシが捕まえられなかったら腹は空くだろうし、捕まえられたら美味しいメシにありつける、みたいな人間の原点に戻るような感覚なのかもしれない。
GS(ゴールドマンサックス)で働いている友人に言ったら、”そんなん起きたら起きたで考えりゃいいんだよ”とか”そしたら次違うとこジョインすりゃいいじゃん”とかもう腹が括れている友人が凄かった。って事は自分の場合はジョインする時点での覚悟が足りなかったのかなーとも思う。
【早い段階からオペレーションに茶々を入れる】
日本のオペレーションのダイレクターから、日本はUS本社で決まった後に日本向けにカスタマイズしようとしたり変更を主張してきたりするから面倒がられる、と言っていた。
そりゃ決まった事なのでそこから変更かけるのはお互いコストがかかるし、それによって売上がべらぼうに向上するならまだしも微妙な億単位のレベルだとグローバルの全体最適から速攻却下されると思う。
なのでもうUS本社で検討の段階から日本向けのカスタマイズを組み込んでもらうとか少なくとも他国も50%や60%は賛同して導入検討したいようなオペレーションをその時点でUS本社にお願いをして、日本をパイロットで進めたり、その評価から他国でも日本発のカスタマイズオペレーションが世界に展開されるといったアイデアは合点だった。
自分のオペレーションはあくまで今はアジア内だけど今の東京オフィスとつくっているものがうまくいって他のアジア各国に展開できたら、結局それも自分の経験とか履歴書に反映できるので成功させたいところ。
【1年前倒しでMBA、、、できるか(汗)】
とあれこれ考えていたら、来年の今頃どうなっているかまじでよくわからないので、早めにMBA取れないかなと思い計算。
もともと望んでいたINSEADはまだマネージャー経験がないし、1500万円も学費に使うのは厳しいので、NUS(シンガポール国立大)をチェック。5月15日が提出期限で、、、ってGMAT(SPIみたいなの)も受けてないし、推薦状ないし、、、ってまじやべえ!!!何かいい方法ないかなーやばいやばい、と模索して直接NUSへ連絡してみた。
”TOEFLとかは授業についていけるかチェックするためにあるのなら自分の場合はいらないんじゃないか米系で働いてるわけだし”と聞いたところ”そうだね不要でいいよ、でもGMAT受けてね。で、いつなら提出できそう?”との回答。GMATの勉強なんて計10時間もした事ないし継続やべえ。。。
提出は100%間に合わないから、ちょっと甘えられるとこまで甘えてみつつ、まずは何の書類が必要かとかお金なんぼ必要かとかGMATいつ予約できるかとか色々調べなきゃ。ああいつも不安定。。。
ちょっと家のプールで頭冷やしてこよう。。。