これからの1年間のこと
写真はフランクフルトのフレミングスホテルの最上階にあるバーから金融街を撮ったもの。近いうちにこの辺に住んでるのかなーと妄想しながらボーッとした。で、16日間のナマケモノ生活もついに終わった。食って寝て食って食って寝て… 歩くだけでも体が重い感じが分かる。またFiNCとランニングで落としていかないと…とはいえスペインとドイツ滞在時に色々と考える機会があったのと、ちょうど今自分が考えている事と重なる事があったので、アウトプットしていこうと思う。きっかけはスペインの友人との会話が多いかな。
スペインの友人が言っていたのは、30歳前後の若い世代はスペインには残らずにドイツ、UK、アイルランド(IT)あたりにみんな散って働いていると言っていた。ちょうどリーマンショックの時に就活を経験している世代だけど、スペイン国内には就職先もないし、あったとしても給与が安いので、出るしかないと。国外に出て第2言語の英語で働くんだから本当にすごいし、就職してお金をもらうために必死だったと思う。自分のいるIT界隈だとアイルランドのダブリンとコークはサポート系、地域統括のバックオフィス系、ある所はセールス・マーケティング系もある。インターナショナルな環境なので、働きやすいと思う。メシと気候を除いては(笑)、と友人らはみんな言ってたけど。
Brexitはヨーロッパの構造を大きく変える可能性があるけど、それでもUKには900社も日本の会社はあるし、ドイツの1800社に次いで2番、金融から始まってこれから1-2年でたぶん商社、製造、その関連事業がUKからドイツ、オランダあたりに統括機能含めて流れていくんじゃないかと思う。色々と構造が変わっていく中で自分のキャリアオプションとしては、①その日系企業マーケットを1人で拡げる、②全然関係なしにスペインの友人の様に英語のみで指定の国のマーケットを拡げる、どちらかかと思う。正直①はできて当たり前で、②ができないとグローバルに働いてるねなんて言えないかなと思う。あー33歳にもなってこの壁をまだ超えれていないのがモドカシイ。拠点はそこまで全体の構造が変わらないならロンドン、徐々に大陸に流れるならフランクフルトが妥当だろうか。
たぶんマーケットの成熟と国レベルの動きを考えると2020年がEMEAのタイミングかと思う。ちょっとまだ早い。むしろ2019年はASEAN、ビジネス的な理由は話せないけど、シンガポールにAPACのチームと一緒に時間を投資した方がいいかなと思っている。ビジネス的な理由を除くと、シンガポールでも仕事していたから勝手もある程度わかるし、EMEAで参考になる事も沢山あるし(ガバナンス、機能分割、働き方・採用など)、でも友人に再会できるのが一番かな!変わらずパンパンに詰めてる感はあるけど、今やるしかないし、マーケットは待ってくれないのでこんなもんか。。。
人間溺れたら必死につかまるところを探すけど、ピンチな状況で必死になるのが最近少ないなって感じている。今の会社も入社当時は分からない事だらけとスピードの変化にかなり必死だったけど、幸い環境にも適応できてしまったのが背景にあると思う。今の状況に甘んじてたら、成長も鈍化するだろうし、やりたい事へも行き着かなくなるし、Comfortable Zoneは意識的に除いていかないと。数年前に前職で働いている頃に友人と食事した時に“余裕がある感じが出てる“と言われた事があって、直後は意味が分からなかったけど、今思うとComfortable Zoneでのびのび仕事してたんだなと理解できる。あの時全然仕事してなかったもんなぁ(笑)会話した時の相手の目や表情を見ると、やっぱり必死さ、覚悟、本気が伝わるもので、おそらくやる気満々・難易度高めな明確な目標が無かったから、今切り替えている感じ。
にしてもスペインの友人との会話は色々と気づかせてくれた。日本に遊びにきた時は、思いきりホストなろう。