当たり前の事を当たり前にやる難しさ@サンフランシスコ
4月に入ったと思ったら、あっという間に20日も経過していた。4月に入ってイベント続きだったり大事な打ち合わせが続いたのでバタバタしちゃったんだけど、ちょうど昨日一休憩してサンフランシスコへ入った所。サンフランシスコは快晴だけどまだまだ風は冷たく13度、ハマっているlululemonのTシャツとショートパンツでは寒くて出歩けない感じ。ホテル近くのSuper Duperでチーズバーガーを食べて、羽田空港で買った登別温泉の入浴剤でゆっくりして、仕事、そんな週末。こちらはOkta、Zoom、Lyftと大型の株式上場が連発してて、なんだか2019年はドンドコ盛り上がってるなあという状況。
さて最近思うこと。「自分の当たり前は他人の当たり前ではない」。今シドニーにいるリーダーシップコーチングの先生にも相談しているテーマ。
これはシンガポールで多国籍な環境を経験してなんとなくは理解したつもりだったけど、最近になりチームリードの準備をするようになってから、色々と思う事がある。会社も成長するにつれて採用する人間も徐々に異なってきていて、同じ日本人で育った環境はある程度は同じといえどやっぱり外国人と仕事するくらいの感覚がある。とある企業の方が社員が100人超えてから組織が部活から会社になったと言っていて、まだまだ100名には及ばないけど徐々に自分たちもそうなってきたのかなと感じている。
「当たり前」という言葉がそもそも「できて当然」の様に聞こえちゃうので、多分「習慣づいていること」、が良い定義かもしれない。もし自分のコピーがチーム人数分できたらチームはある程度パフォームするというのは極論で、みんなそれぞれ育った・経験した環境が違うので、性格、経験、知識、技術、スピード、、なんでも得意・不得意がありパフォーマンスもバラバラになる。とはいえ、自分の中ではそういう要素に全く影響を受けないような習慣づいていることを変えるだけでパフォーマンスも変わってくると思ってるんだけど、その他人の習慣を変えるというのはなかなか難しい。①ショックを受けて変わる(失敗する)、②強制的に変える(指示する)、③アドバイスをして変わる(同じ事を繰り返し伝える)、④見て学んで変わる(背中を見せる)。本当は④で気づいてもらって自らの習慣を変えてくれたらベストだけど、それだけだと難しいと思うので、③と合わせてバランスを取らなきゃいけないのかな。そうそうだいぶ相手に対して言葉を選ぶ必要があるので、20代の頃に社内のいろんな人とバチコンやった頃を考えると、もう大人の階段登らざるを得ない状況となった。(いや、だいぶ言葉を選ぶようになったけども)
この辺りは採用の時に③や④で自分を変えられるか、聞く耳を持つことや柔軟に対応できるか辺りを見る必要があるんだろうけど、なかなか難しい。みんな面接ではいい振る舞いしようとするから(笑)でもみんな組織の中でどう自分の立ち位置を理解して自分を変化させてきたか、この辺は聞く意義はある気がする。正直もう日本の人材マーケットに英語まで求めちゃったら誰も採用できないので、結果を残してきた事を大前提にカルチャーがフィットしていて聞く耳を持つ・柔軟に対応できる人であれば、十分現時点での採用基準を満たしているんじゃないかなって思う。で、もっと言うとこういった人材を探し当てる人材エージェントは存在しない(笑)人材エージェントはやっぱりお仕事柄その1企業を深く理解するのは難しいので、自社にHiring Managerを置いて深く理解した人が探し当てたりReferral(紹介)で良い人を引っ張った方が断然うまくいっている。日本の場合は1度入社したらクビにするのが難しいので、本当に採用がキモになる。
今はこんな感じで組織と人で悶々としている。今までとはまた違った成長痛なので新鮮だし、ここでの経験が今後の自分のキャリアに大きく影響しそうな気がするのは分かるんだけど、チームをリードし始めるまでの時間がもう限られていて、ただそれまでに自分をビルドアップしなきゃいけない事が山ほどあって、かなり追い詰められている感じ。そう、心がだいぶ疲れている(苦笑)
あと1週間サンフランシスコ滞在を終えたら、今年のGWは日本の自然の中に逃げることにした。海の音を聞きながら、ボーッと釣りをする、ああ待ち遠しい。。。