ここ6ヶ月のGo-to-marketを振り返ってみて
ここ6ヶ月新しい環境でめちゃくちゃ走り続けた!そして変わらず年末まで走り続ける!んだけど、折角なので備忘録がてら、この6ヶ月についてを残していきたいと思う。
○この6ヶ月何をしていたか?
色々(笑)もう色々とあり過ぎたけれど、優先順位でいくと、①採用、②ローカリゼーション、③売上づくり、の3つが主だったと思う。①については、4月からずっと進めているし、これからもずっと優先順位①だと思う。採用に加えて組織が形になってきたこれからは人事サイクル全般が優先順位①になる感じ。B2B SaaSのGo-to-marketは感覚では70-80%はちゃんとPrinncipleに則ると再現性があり、あとは残りの20-30%は実行、それを行う人・組織・カルチャーでGo-to-marketが成功できるか決まると思う。また他の様々なB2B SaaSを見てきているけど、(もちろん本国の様々な要因もあるけれど)少なくともうまくいっていない組織は今の所要因が100%人なのも見てきていているので、堅実に成長を進めていくために、ベストタレントで組織をつくっていく事を本当に大事にしている。1つの正解が無い世界なので、これからももっともっと色んな場面を経験していって、自分の中のPrincipleをもっともっと形にしていきたい。
○この6ヶ月どんな時が楽しかったか?
これも色々(笑)これは人によってツボが違うので人それぞれになるけれど、①組織がゼロからできてきても全員リモートなので中々みんなで会う機会も無いけど、全員でオフサイトした時は再会がてら超楽しかったし早くまた会いたいし、②各ファンクションと協力しながら、また自分達の強みを持ち合いながらみんなで物事つくっていくのも楽しかったし今も楽しいし、③新しい事をつくるのが自分は好きなので、コンテンツでもアクティビティでも日本で世界初な事をどんどんつくってヨーロッパ側に横展開していくにも楽しかったし今も楽しいし…更に楽しいというより燃える感情になると、お客様はじめ色んなステイクホルダーが日本での成功を応援してくれるので、何としてでもみんなで成功しようという気持ちになる。そして今までのキャリアでお世話になったお客様や同僚との縁で色んな事が生まれているのも嬉しいというかありがたい…(泣)自分1人では何もできなかった6ヶ月間だったのは間違いない。。。
○働き方に今までとの違いはあるか?
また色々(笑)US西海岸の16時間差から中央ヨーロッパの7時間差に変わったので、夕方からドドドッと社内の会議が詰まる感じ。なので朝娘の保育園送迎して、野菜ジュース屋寄って(ここは日課!)、日本時間で色んな会議をして、15時くらいから朝早い組と会議が始まって19時くらいにひと段落。Slackがあるので、色々とお願いしたい事はSlackでどんどんお願いして朝出来上がっている…というのは理想だけど(苦笑)、でもそんなサイクル。
基本はグローバルみんなホームオフィスだからこそ今は四半期毎にみんなでロンドンやケルンで集まっていて、定期的にちゃんと顔を合わせる事で仕事がしやすくなるのは非常に助かっている(ロシア上空飛べない故にフライトが3-4時間長くて疲れるのだけがツライ…)。
今よく一緒に仕事しているマネージャー達は生まれた場所、育った場所、住んでいる場所、それぞれみんな異なるのでよく分からないけれど、おそらくドイツ×2、イングランド×2、スコットランド、クロアチア、アルバニア、ウクライナ、カナダ、ポルトガル、ブラジル…あたり?通っていたマドリッドのIE Business Schoolもそうだったけど、今の会社もバックグラウンドは多様だなぁ、と今更ながら感じる。異文化の理解も大事だけど、それ以上に仕事のベースとなるコアバリューの理解ができている組織なので、特に違和感をもなくコミットした事を粛々と個人・チームでスピーディーにつくり上げていってるんだと思う。
○次の6ヶ月は何をしていくのか?
これまた色々なんだけど、優先順位の高い事項の1つとして権限移譲の準備と実行だと思う。組織ができてきて、更に色んな事がつくり上げられてきて(特にオペレーション、ローカリゼーション)、来年本格的に日本ビジネスをローンチするにあたっての役割分担ができるように準備していく形。そのためにも採用も必要になるけどそこは粛々と進め… 今も十分みんな優先順位をつけて自分達の判断で進めていっているけど、もっと日本とグローバルでアラインする必要がある事以外はできる限り意思を尊重して決定する所まで権限移譲していきたいと思う。24時間あって睡眠が8時間あるとすると、たった16時間、その内8時間から9時間仕事するとなると半分以上が仕事…折角なら楽しく働いてもらいたいので、ガイドはするもののチャレンジやストレッチをどんどんしてもらえる場づくりをしていきたい。ちょうどこの話をこの前ドイツのプロダクトマネージャーと会話していて、オーケストラの指揮者(組織のリーダーとして調和をつくる)をしつつ作曲者をする(進むべき道を描いて進み方を準備する)みたいだよね、と話していた。
総じてジェットコースターの様に上下左右に揺れながら高速でぐわんぐわん走り続けた6ヶ月だったけど、濃密な6ヶ月だったと思う。でも前職のGo-to-market同様、これくらいのスピードと変化が自分には丁度良い感じ。