色々と出版の世界を巡ってみて
写真は最近登園中にキツネを生まれて初めて見たので。北海道はこんなに身近な所にキツネいるのか!と驚いた。
朧げにGTMの本でも出版しようかな、、、と年初の育休中に思い立ち、本を出版した先輩達から助言を頂き、組織の中で出版に対してOKを頂き、3万字くらい試しに書ける事を書き、そんなこんなで半年が経過してなんとなく見えてきたので。
1)目的の設定 – 世の中の本を読んでみて
営業・DX・SaaSの三点で日本で出版されている本を40社程度調べたり読んだりして分かってきたのは、カスタマイズ出版の様に出版を1つのマーケティング施策として出版している事が多い点。特にこのキーワードの界隈では、営業支援・DX支援・SaaS GTM支援等の「コンサル」の方々もいるので、そういった企業の認知度を向上させて、出版後に引き合いを獲りに行く狙いもあるように見えるし、実際蓋を開けてみれば沢山いるよう。なので、色んな著者の本を読んでみて、この著者はリアリティがあって実際色んな苦労したんだろうなという本もあれば(人間味が内容から伝わってくる)、この著者は本当に分かって書いているのかな(中身がスッカラカン)という本もあった。それぞれの著者のゴール設定と満足感、ピンキリの世界だと思う。
2)目的の設定 – 先輩達と会話をして
本を書こうかなと思うんですよね、と先輩に伝えてみた際に、「出版後にどんな状況になりたいか描いてる?」と頂いたので、確かに…と考える機会があった。今は組織の一員で仕事をしており、直近で何か同じ様な仕事を請け負う予定もなく。アドバイザリーするのも良いけど、本業を疎かにしたくないのでもしあったとしてもやれて2-3社。という事は、何かセルフマーケティングのために出版したいわけではないんだなというのがよく分かった。
3)目的の設定 – 別の先輩達と会話をして
同じように会話をした際に、「GTMなんぞ知る人だけが知れば良い話なんだから、専門書じゃない?」という話を頂いた。そこでようやっとピン!と来て、特に日本語での出版の場合は自分と一緒に働いた人やその周りの人が勉強がてら軽く手に取る程度で良いし、どちらかと言うと自身の思考の整理の目的がフィットする、よってKindleから直接出版する形が良いなという結論に。初めはJapan entryに絞って書こうと思ったけど、色んな方との会話を通じて折角なら日本の会社の新規事業のGTMにも参考にして頂きたいなと思って、だいたい的が絞れてきた。
という事で、色々キャリアについて周りの知人・友人と会話している中で出版についてもカバーしてたら徐々に輪郭が見えてきた。
・読んだ人のビジネスが一歩でも進むヒントになれるように
・GTM スケールアップに関する基本書
・GTMの中でも1億円⇨10億円への成長がテーマ
・B2B SaaS中心に
・一番は事業の立ち上げに関わる人向け、二番はそれに興味がある人
・そのまま英語・ドイツ語にしても、同じターゲットの人のビジネスが一歩でも進むヒントになるように書く
・基本書を書いたGTMという特定領域の専門書
・自身にとっては過去を体系化する絶好の機会
・出版ビジネスに対するアンチテーゼ(笑)
という事で、もう一回書く内容を練り直しながら、進めたいと思う。それにしても、ピン!と来たのは久しぶりだったな。。