れびゅー1:超訳 吉田松陰『覚悟の磨き方』
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幕末の志士吉田松陰の言葉を現代風に訳してくれた本。
180近い言葉をまとめてくれてますが、『あーっ』と自身の心に響く言葉がいくつもあった。
【逆境に礼を言う】
鉄は何度も熱い火の中に入れられて、何度も固い金槌で叩かれて、はじめて名剣に仕上がります。
すばらしい人生の送り方もよく似ています。
何度もくり返されるきわめて不都合で、ありがたくない経験の数々が、旅路を美しく輝かせてくれるのです。
→人生で一番輝いていた時は?の問いに対しては多くの人が一番大変だった時期と答えるらしい。
その大変だった時期を乗り越えた人は、さらに磨きがかかった人となると考えると、この文ドンピシャだ。
僕自身が輝いてた時期はまず一番に大学院と答えるけれど、あの時期はほんとにほんとに辛かったです。
でもあの辛かった経験が無かったら、今の自分はないんじゃないかなってくらい、磨かれたと思ってます。
【人である意味】
人は『何のために生きているか』で決まるのです。心に決めた目標の無い人間は、もはや人間とは呼びません。
もし思い出せないなら、今直ぐ思い出す時間を作るべきです。
→ほんと一度の人生、事を成す人生にしたい。
確かに、生きる目的が明確な人ってかっこいい、目的までの生き方もかっこいい。
【死ぬ気でやるとは何か】
『死ぬ気でやる』口にするのは簡単ですが、意味はとても深い言葉です。
この言葉の意味を、人生の中で何度も反芻しているうちに、我慢するべき時と勇気を出してやるべき時、
動くべきではない時とすぐに動くべき時、この違いがだんだんわかってくることでしょう。
→『死ぬ気でやる』なかなか実行できないことだと思う。だからこそ安易に使えない言葉だと思う。
約1年程前に社長室の方と話す機会があったんだけども、これがきっかけで『本気』でやる事を考えるようになった。
『僕が孫さんと話すときは言葉を一つ一つ選びながら話す。話すときはまさに勝負。選びながら話し、交渉をする。
うまくいかなかった時、それは即ち負けを意味する。戦争であれば鉄砲で打たれて死ぬ事を意味する。
だからこそ本気で話し、交渉をする。君はこれくらい本気で勝負しているの?』
いや車の中で二人で話してたんだけども、もう何も言えず、正直勝負への甘さが恥ずかしくて仕方なかったのを思い出す。。。
改めて『覚悟』や『本気』を考えるいい機会となりました。