れびゅー2:伊賀泰代『採用基準』

マッキンゼーにずっといた方が書いた本。(もしかしてちきりんさん?)
著者から見た日本企業の考え方・働き方とリーダーシップの必要性を中心に書いています。

【マッキンゼーでは、問題解決スキルという言葉に並んで問題解決リーダーシップという言葉が頻繁に使われます。
問題解決リーダーシップとは、解くべき課題(イシュー)の定義から、分析の設計、関連する組織や人とのコミュニケーションを含む
一連の問題解決プロセスにおいて、リーダーシップを発揮することです。】

単純に問題解決を見つけるまでの断面で見ると、”地頭のいい人”がまさに適当なんだと思う。
でも、問題解決するには見つけた後に実行しないと解決できない。
今度は周りの人を巻き込んで、あーだこーだ議論して、強敵と交渉して、、、と
がんがん前に進んでいくリーダーシップが必要なんだと理解しました。

【管理職には、管理だけではなくリーダーシップが求められている。管理職以外には、管理はもちろんリーダーシップも求められない。
日本では、管理職というポジションとリーダーシップが結びつけられてしまっているのです。】

日本の企業だとある程度管理ができて、且つプレイヤーとしても結果を出せば、誰でも管理職になれてる気がする。
だけど管理職になった途端に、管理職の名前が”○○リーダー”となり、いきなりリーダーシップを求められている感が否めない。
そして慣れていないものなので、がんがん前に進んでいくリーダーシップはあまり発揮できず、
ほとんどがプレイヤーの管理と、自身のプレイヤーとしての結果出し、、、といったケースが多そう。
逆にプレイヤー側もリーダーは管理職になってから感が否めないので、結局組織全体としてリーダーシップを求められにくくなってしまう。
僕の中ではそもそも”リーダーシップ”というかっこいい言葉が日本で良く聞かれている事自体、疑問なんだけどなあー。
普段何気なくやってることだから。。。

【実はもってるリーダーシップ】
意識せずとも勝手に発動しちゃってることって多いんじゃないかなと思う。
・仕事にて:どうも隣の部署の○○PJTがうまくいってないみたい?そりゃ大変だ。ちょっとヘルプで入ろう!
・非常事態:○○大震災が起きた。現地には困っている人が沢山いる。自分が助けなければ!
・友人との会話:何気ない『○○したくない?』から始まったイベント企画。自分がとりまとめよう!
こんなんでも十分リーダーシップをもって行動していると言えると思うし、それこそ小さなリーダーシップなんじゃないかと思う。
誰もがそんなのは生まれたときから持ち合わせたものでもないので、ちっちゃな事を積み重ねる事が大事なんじゃないかなー。

ただ極論を言うと、今生きている社会に対して当事者意識(=リーダーシップ)を持つべきなんじゃないかなと思う。
社会人は『社会に貢献する人』と大学院時代に教わったけども、
まさに貢献する人として常日頃から社会の課題に向き合い、どうすれば解決できるか?当事者として考える。
どんな形であれ、解決に向かって自身が前に進む、、、巻き込みながら、ある時は障壁を壊しながら前に進む。。。
それこそが必要なんじゃないかなー。

げーしー
  • 2013年から始まった人生ログ。
    自分の振り返りを目的として色々とメモしています。

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