就活生と色々話していての整理メモ

3月も終わりになり、桜も咲いて春を感じられるようになり、なんだか久々に日本の季節を1年中感じられる今の環境にだいぶハッピーな気分の日々。同時に東京にいるといろんな所でリクルートスーツを着た就活生を見かけるようになってきた。Facebook経由にて自分もメッセージを学生から貰う時期になり数人の学生と話をしてみたんだけど、自分の考えもまとまってないのは失礼なので整理したいと思う。

学生時代は将来地元の秋田に貢献できるような人になりたいなぁって漠然としたまんま就活をして、信託銀行、広告、メーカー、人材、ディベロッパー、損保など友人の見よう見まねで業界のトップ3社あたりを色々受けてみたものの、オファー来ても全然行きたいと思わなかったし、志望動機尋ねられても嘘ついてる感じがして大した事言えなかったし、たまたま「フィットするんじゃない?」ってオススメされて説明会に行った会社が「なんだか自由な感じがして意外とフィットするかもなぁ」と思って入社しちゃった限りで、事実に対する大抵の理由は後付けくらいな感じだった気がする。親からは秋田で公務員した方がいいんじゃないかって散々言われてたけど、大学4年の時に大学院の練習で受けた秋田県庁の面接と田舎コネルールが絶望的すぎて全て拒否していたし、留学したいと親にも言ってたけど経済的に裕福な家庭ではなかったのでそれも実現しなかった。要するに、あんま考えずに始めて、あんま考えずに進路が決まった、そんな感じ。

同期も内定者の頃から話していても、入社に対して超具体なモチベーションの人はごく僅かで(いっちょまえな事はお互い言ってたけど、男子はカッコつけるからねぇ笑)、大抵は自分の様な漠然としたモチベーション、入社までは内定者として真面目な話もチラホラするものの、飲んで遊んでワイワイとする限りで、会社したりインターンしたりビジネスコンテストに出たり入社前から色んな経験を積んだ同期もいたけど、入社してようやく全員同じスタートラインに立った感覚が強い。入社して仕事しないと何も分からないからねぇ。分からないが故に入社してもっと広い世界を見たり、辛い挫折を味わったり、最高の瞬間を経験したり、そんなこんなで2年3年で色んな動機で起業したり、転職したり、全然違う事したりと、みんな解散みたいな状況になったんだと思う。

世の中の事なんてよく分からないのに、いきなりヨーイドンで就活して入社するなんて酷だなと思う(笑)
でも今思うとでもあり、また当時から言われててピンと来てなかった事でもあるけど、就活って自分の考え方とか生き方にフィットする会社探し、マッチングな時だったのかなって思う。人にお金を払って雇うわけだから、長く働いて欲しいし、活躍して欲しいし、なので会社と自分の間にズレが起こってくると、その会社から離れる、そうはなって欲しくないから慎重に選んで採用する、そんな感じ(すごい心配性目線だ笑)。自分の経験は漏斗の中に色んな大企業をボッコボッコ突っ込んであーでもないこーでもない比べてみたけど、最後絞り出されて出てきたのはその1社目の会社だった、そんな経験だったと思う。色んな会社を見て「なんか違うなー」とか「ちょっと良さそうだなー」とか色んな比較があったからこそベストの1社が選べたんだろうなと。結局そのベストという事も、働いてみなきゃ分からないし当時はベストだと信じ込んで選択した限りだけど。

だから色んな学生に色んな事を聞かれても事実を淡々としか言えないから、
・色んな人に会ってみる
これしか就活に対してアドバイスできない(笑)とにかく漏斗の中に色んなものを突っ込んであーでもないこーでもない、これをしないととにかく始まらないので。。。例えば、みんなと一緒ですごいって言われる大企業にとにかく行く、イエーイ!もいいけれど(って話を学生からよく聞く)、サンフランシスコだと起業する→若番でスタートアップに入る→大企業に入るの順だったりと、また考え方が違う世界もある事に色んな人を通じて気づくとか。そうするとまた違う企業を漏斗の中に突っ込みたくなる。

でも自分がもしもう1つアドバイスできるとするなら、
・どんな人生を過ごしたいのかを考える
これだろうなって思う。意外とその学生時代の経験は何らかの自分の価値観で行動しているのでそこにヒントがあるだろうし、結構家族特に両親の影響も知らず知らずに大きく受けているのでそこにヒントもあるだろうし、いつも付き合ってる友人も価値観が合うから仲良いのだからそこにヒントもあるだろうし。自分の場合は20代後半になって気づいてきたけど、幼稚園のテコ入れを未だにやって戦ってるおかんとは話が合ったりする事もあり、生き方が近いのかなと感じている。で、じいちゃんはテレビ局の立ち上げ、ひいじいちゃんは石油新聞の立ち上げ、みんな血の通ってる人達やってる事が偶然なのか近い。

たまたま就活で考え始める限りで、こういうのって生きている内はずっと考え続ける事なんじゃないかなって思う。色んな人に会って話を聞いて、20代はどう生きるかとか、30代はどう生きるかとか、色んな事に頭を巡らせて、、、自分も33歳になっちゃって、未だにどんな人生を過ごしたいかはあーでもないこーでもない考え続けているところ。この1年はどんな30代にしたいのか、どんな40代にしたいのか、そこからブレークダウンして30代はもう1回海外に渡ろうか、ここが未だに答えが出ない。こんな考えてる33歳の自分だなんて、23歳の就活時代は想像もできなかったはず。。。マッチする会社と出会えるといいなと思いながら、これから学生からメッセージを貰った時はこの日記のリンクを渡そうと思う。

げーしー
  • 2013年から始まった人生ログ。
    自分の振り返りを目的として色々とメモしています。

OthersTokyo

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