サンフランシスコで始まり佐渡で終わるGW
サンフランシスコでの日々を終えて日本へ帰国した。サンフランシスコでは年次イベントへの出席、日本のカスタマーと本社メンバーとの打合せ・通訳、日本のカスタマーとの真面目な語り(笑)自分自身も金融機関のCapital One、行政機関のCalifornia Transportation Agency、あとはNetflixなど、様々な組織の要人と会話する事ができたり、シリーズA〜Bあたりの出てきて間もないスタートアップと最新の情報を教えてもらえたり…相変わらず考え方もテクノロジー(ITも含め)も早いなという印象。日本の成長企業もこの界隈をベンチマークしていて、日本企業のテクノロジーの差はこれからもっともっと大きくなるだろうなと思う。①良いものは良いと評価する考え方、②テクノロジーに対する認識(どれだけ成長に寄与するか)、③どんどん変化させようとする貪欲さと危機感、この辺は全然違う。もう帰りのフライトはほぼエネルギーゼロ状態で、エアーウィーブを倒してゴロゴロしつつ寝るだけで即日本に着いてしまった11時間フライト。羽田に着くと日本は既にGWに突入していて交通機関はどこも混んでいた。
帰国して今度はすぐに秋田に帰ったけども、今度は令和令和(笑)平成元年が3歳の頃で小渕さんが平成の元号を発表してたのは大人になってからテレビで初めて知った事で、平成の始まりなんて全く覚えていない。自分の場合は人生のほぼ全てを平成で生きてきたことになる。平成…うーん元号を意識して生きた事がないからよく分からない。
普段は自転車通勤、日中はタクシー、日本の色んな東京の企業の人と接するくらい(しかもZoomでオンラインの事も多く)だけど、こういうタイミングは駅だったり空港だったり、はたまた電車内や機内で色んな人を観察できたり、スーパーでもレストランでもどこでも色んなものに触れられたり、テレビをつけるとよく分からない番組たくさんやってたり、少し人間らしさが取り戻される感覚がある。それくらい普段は自分と近い距離だったり同じ属性を持った人間とばかり接しているのだろうし(どうしてもそうなっちゃうけど)、そうなるとソフトウェアサービスをこれから普及させる身としての現場感がなくなりそうな気がして、もっと色んな人やモノと接していかなきゃなって思った。
そうやって色んなものに久しぶりに接する中でも、人やモノもそうだけど、自然は色んな感情をもたらしてくれてる感じがする。サンフランシスコの後はすぐに秋田、酒田、そして佐渡に行ってきたけども、桜を見ると花びらの散っていく感じが悲しかったり、海で波の音を聞くとすごく落ち着いたり、深夜の無音は頭を空っぽにしてくれたり…だいぶ感覚が老いてしまったかもしれない(笑)こんな自然な世界にいると夜10時には寝てしまって、朝5時に日の出とともに起きちゃって、この自然に逆らわずに生きてる感じが自分を無にしてくれて、一番のストレスからの解放のような気がするし人間、自然が一番好きなんだなって思う。3日間過ごした佐渡は自然に溶け込んで特に無になれた…水、空気がパーフェクトだから、米も魚もなんでもうまい!まさか東京から2時間+フェリーで1時間の場所にこんな独特の文化が育った自然な場所があるなんて思わなかったし、また行きたいと思う。(佐渡は3度行かないと良さが分からないって地元のおばちゃんたちに沢山言われた)
さて、これだけ自然に還ってしまって、この後どうやって社会へ復帰できるかが心配な今日この頃。