2022年を終えて、2023年に向けて
写真は今週フラッと行ってきたシンガポールのBeach Roadにできていたビルの中で。Beach Road沿いは変わっていたなぁというのと、ラーメン美春を久しぶりに食べたかったなぁというのと(時間なくて断念)。
毎年あっという間に時間が過ぎていくけど、毎年恒例の振り返りがてら。2020年の9月にEMBAに通うタイミングに書いた記事と、2020年の4月に35歳になる手前に書いた記事と、今年の3月に37歳になる手前に書いた記事と、改めてそれぞれ眺めながら。
まずは、当時設定していた目標からそんなにブレてないと思う。
・ドイツ系スタートアップにて立ち上げをもう一度経験し、日本の責任者としてリード
・EMBAに通ってビジネスのいろはを体系的に学んで卒業
・株式投資を継続し、世界情勢に合わせてポートフォリオを変えて継続的に日米星の市場中心に投資
5つ書いていたうち3つは実現していて、残り2つは
・日系スタートアップにてレベニューの責任者を経験する
・ヨーロッパに移住し且つスタートアップに入社してAPACセールスを経験する
は書いた記事の通りで、形が変わったり、優先順位が変わった状況。40代以降にてヨーロッパに引っ越すなら、1)投資する側として、2)事業会社のRevenue Headとして、3)自分で事業する側として、どの辺りが落とし所になるかはまだ今の所は見えないなぁ… 去年の今頃は、ちょうどマドリッドでのEMBA卒業式を終えて、友人のいるパレンシアでクリスマスを過ごし、2022年はどうなるかなぁ?なんて考えていた頃だったと思う。改めてあっという間過ぎる… 最初の大事な10人の採用、CEOやVPとの日本ツアー、レベニュー土台づくり、あたりが2022年のハイライトだったと思う。どんどんバッターボックスに立つ機会が多かったので、空振りも沢山あったけど、総じてまた成長を自ら感じる事のできた1年だった。
最初の大事な10人の採用:本当に色んな友人から知人から会話したりメッセージしたりする日々だった。リファラルを中心に採用を進めて、これから始まる大きな変化と成長を楽しむ事のできる人達(覚悟できた人達)を自然と採用してきたと思う。GTMも6割位は再現性があるので進められるものの、残りの4割は再現するための実行力で決まるので、実行する人がGTMの第一優先になっている。
CEOやVPとの日本ツアー:計2週間一緒にCEOやVPと日本で時間を共にしたのは貴重な機会で、創業の背景から今に至るまで色んな話をしていたと思う。顧客に訪問したり、インタビューがあったり、イベント登壇があったり、みんなでキタナシュランな焼き鳥食べたり…VPとはたまたまヘルシンキ行きのフライトが一緒で成田のラウンジにてフライトギリギリの23時まで一緒にプランニングしたのが懐かしい(と言っても先月の話だけど、それ位の時間感覚!)
レベニュー土台づくり:とにかく色んなデータでもツールでも何でも無い中で、如何に精度の高い仮説を立てて、組み立ててレベニュープランを立てていったと思う。ここがブレるとCEOやVPに加えて組織を超えてVCからの期待まで及ぶ可能性もあり、”期待と現実のギャップ”の大きな疲弊した日本法人になる事だけは土台づくりの時点で早々に避けたかったポイントだった。
仕事はこれから1)日本だけでなくアジアに及んでビジネスを進めたり、2)マネージャーを採用して組織化と権限委譲を進めたり、3)本格的にレベニューづくりを進めたり、上記の残りの2点とも繋がる1年になると思う。ただそれだけでなく、来年どんな事をしてみようというオプションは、
Scale-upを体系化する:この界隈は時の流れが早いけれど、それでも土台になる部分については10年くらいの時間軸であれば大抵は再現できる内容なんじゃないかと思う。色んなScale-upや営業に関わる本を読んでみたりしながら、日本でPMFした後くらいのフェーズでどのように進めるのがテッパンなのか、一度体系化する一年にしたい。色んな営業の本はあるけれど、個人ベースであってマネージメントの視点が少なかったり、グロースに必要なオペレーションの立上げが抜けているんじゃないかなというのが今の所の仮説。
エンジェルする:シードのエンプラ系SaaSのStart-upに投資しながら、何か自分がPMFに向けて協力できる事があれば協力する事を始められたらなと思う。テクノロジーをバックグラウンドに持つFounderだと、どうしても初めての事が沢山あるし、ただレベニューの責任者を採用するタイミングでもないし、プロダクトに集中したい中で適切な道にガイドして貢献できたらなと思う。
まだまだやりたい事も道半ばだけど、残りの40歳までの2.5年も、そして2023年の1年も充実しますように…健康第一で。